小児矯正歯科で子どもの顎関節症を防ぐ・治す

 

 

  顎関節症の治療

岡永歯科では、顎関節症の治療にカイロプラクティックや心理療法などを併用して、成果を上げています。そこで、顎関節症で困っている患者様に何かの参考になればと思い、その概要について説明することにします。


● 顎関節症の患者様から寄せられた相談

岡永歯科では、顎関節症治療の傍ら、Web上で健康相談を行ってきました。全国の患者様から相談メールが寄せられました。その相談を内容別に整理すると、大きく次の6グループに分けられます。

1)歯科補綴治療(※入れ歯や冠)のトラブル
 「歯を削ってブリッジ等を入れたら、顎がずれて噛めなくなり、顎関節症になってしまった」という相談。
2)歯科矯正治療のトラブル
 「歯並びを治すように勧められ、矯正歯科治療を受けたら顎関節症になってしまった」という相談。
3)噛み合わせ調整のトラブル
 「顎関節症と診断され、歯を削って噛み合わせの調整をしたところ、さらに悪化してしまった」という相談。
4)スプリント(※プラスティックでできた馬蹄形の装置)のトラブル
 「顎関節症と診断され、スプリントを入れて治療しているが、一向に良くならない」という相談。
5)家庭療法のトラブル
 「歯ぎしりをやめましょうとか、正しい顎の運動をしましょうとかだけ言われても無理だし、治らないと思う」という相談。
6)手技療法のトラブル
 「カイロプラクティックの治療を受け、顎関節を矯正したら、上下の歯が噛み合わなくなってしまった」という相談。

これらの相談内容から、実に深刻な問題が見えてきます。トラブルの原因となった治療法の多くは、学会でも広く認められ、大学でも教えられているものです。しかし、現実にはそれらの治療が主因となり、誘因となり、顎関節症を引き起こし、悪化させているのです。従来より、「歯科医が行ってきた治療が適切なものだったのか?」深く考えさせられました。


顎関節症治療の矛盾

 これらの相談内容から、実に深刻な問題が見えてきます。トラブルの原因となっている治療の多くは、学会でも広く認められ、大学でも教えられています。しかし、現実には、それらの治療が主因となり、誘引となり、顎関節症が引き起こし、悪化させているのです。従来より、歯科医が行ってきた治療が適切なものだったのか深く考えさせられました。


岡永歯科の設備

岡永歯科には、カイロ・物理療法室があり、治療用ベットとチャアーがあります。

■ 治療用ベット
治療用ベットでは、主にカイロプラクティックの施術を行います。矯正用のブロックもあり、カイロプラクティックの施術が一通りできるようになっています。

■ 治療用チェアー
治療用チェアーでは、主に物理療法を行います。赤外線治療器、ホットバック、低周波治療器などがあり、顎関節症治療に併用しています。


岡永歯科の顎関節症治療
 

 顎関節症の患者様を実際に調べてみると、ほとんどすべての患者様に程度の差こそあれ、咀嚼筋等顔面部の筋肉に違和感や疼痛があり、何らかの下顎の運動障害が認められました。そして、ほとんどすべての患者様に、頚椎や胸椎等の亜脱臼(※歪み)が認められました。
そこで、岡永歯科では、以下の手順で顎関節症の治療を行っています。
 1)脊椎矯正(ただし、頚椎の矯正の前に胸椎の牽引を行う)を行う。

2)咀嚼筋等顔面部の筋肉に赤外線治療、低周波治療を行う。

3)顎関節のストレッチを行う。

4)スプリントや噛み合わせの調整を行う。

以上のように、実際に治療をしてみると、カイロプラクティックなどの理学療法が有効であることが判かりました。スプリントや噛み合わせの調整などの前に、カイロプラクティックなどの理学療法を併用してみて効果が認められなかった症例は1例もありませんでした。顎関節のストレッチには、パンピングマニュピュレーションという麻酔を併用する術式がありますが、麻酔を併用する必要が無くなりました。また、筋肉がリラックスした状態でスプリントや噛み合わせの調整を行うので、それらの治療がスムーズに進むようになり、トラブルが激減しました。


  
顎関節症とストレス

 顎関節症には、めまい、耳鳴り、不眠症、歯ぎしりなどのように、ストレスの関与を疑わせる症状を伴うことが多いです。そこで、岡永歯科では、初診時に心理テストを行っています。その結果、約半数の患者様に何らかの異常が認められました。そのため、岡永歯科では、顎関節症の患者様に交流分析を行っています。

米国タフツ大学の頭蓋顔面痛センター開設


                      新聞クイント平成15年1月10日

米国ボストン市のタフツ大学歯学部に新たに頭蓋顔面痛センターが設立された。
同センターは、学際的な専門家チームを擁することをうたっており、その範囲は歯学にとどまらず、医学、神経学、心理学、物理療法学やカイロプラクティック、鍼灸療法とあらゆるアプローチから頭蓋顔面痛の研究を目指している。
タフツ大学によると、同センターでは、伝統的な診査方法や顎関節障害に対する従来の治療法にどんどん新しいアプローチを取り入れていくことを目標に掲げている。さらに、CTスキャンやMRI解析法などの最新の物理療法を疼痛のコントロールに適応したり、治療の範囲を頭痛、首痛、睡眠時の無呼吸、ストレス管理に広げて研究を進めていく予定としている。
                      【ボストン発】10月25日(金)

このような米国の動向は、私、岡永覚にとって非常に心強いものでした。同センターが私と同じものを目指していることを知り、自信を持ちました。私のような歯科医師は、まだ日本では少数ですが、地道に研究を続け、学会にも発表しています。平成12年には母校の神奈川歯科大学より学術奨励賞で表彰されました。

              
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