● 最新のむし歯治療
近年、科学の飛躍的な進歩により、むし歯治療の概念が根底から変わりました。当院では、“カリソルブ(化学・機械的むし歯除去システム)”と“病巣無菌化組織修復療法”という最新の治療を併用したむし歯治療を行っています。
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カリソルブは、ジェルタイプの薬剤をむし歯に塗布して化学的に溶解させ、約30秒後に手用器具を用いて除去を行う治療法です。C2のむし歯(ただし、薬剤の塗布が困難な歯と歯の間のむし歯を除く)ならば、カリソルブで麻酔なしで治療が可能です。
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病巣無菌化組織修復療法は、疾患の原因となっている細菌や、病巣中やその周囲を汚染して侵入してくる細菌を抗生剤で殺菌(無菌化)し、病巣の組織を自然回復させる療法です。
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以前は、病巣の組織は回復しないものと考えられ、すべてタービンで削って除去していました。その為、歯を多く削らなければなりませんでした。歯が痛くなるので麻酔をしなければならないし、歯髄(神経)にダメージを与えて炎症を起こしてしまうこともありました。しかし、むし歯のみを選択的に除去することが可能になり、病巣の組織が自然回復することも解ってきてので、できるだけ歯を削らないむし歯治療が可能になりました。写真のケースも、病巣の組織を一部残したまま治療しています。

そして、病巣の組織を抗生剤でコーティングしてから、詰め物をしました。表面のエナメル質しか削らないで治療したので、麻酔なしで無痛治療ができました。

ここでは、レジンの詰め物をしています。
このようにC2のむし歯(ただし、薬剤の塗布が困難な歯と歯の間のむし歯を除く)ならば麻酔なしで無痛治療ができるので、小児や歯科治療恐怖症でも大丈夫です。
※ カリソルブの場合、むし歯1本あたり3,000円の薬剤料が差額としてかかります。
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