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あごの不調の原因して、「歯軋りり」、が挙げられます。ほぼ100%の人が歯軋りを行っており、顎関節症の50〜70%は歯軋りが関与していると言われています。その他にも、歯軋りによって、歯痛、歯の磨耗、歯が欠ける、歯周病の悪化等の病気が起きます。約18%の人が、このような病気になる激しい歯軋りをしているそうです。
下記では「顎関節症(歯軋り)」の症例を載せています。 |
顎関節症という病気について考えてみましょう。
原因は、噛み合わせ、ブラキスズム(※歯軋り)、ストレス等の各種要因が絡み合って起こります。症状は、口が開きにくい、口を開けると痛い、口を開けると音がする、口を開け閉めすると顎がずれる等の局所症状の他、首・肩がこる、顔半分が何となく痛い、腰が痛い、手足の関節が痛い、手足の指先の血のめぐりが悪くなる、背骨が湾曲する、顔が歪んでくる、姿勢が悪くなる等多くの全身症状を併せ持っています。
また、めまい、耳鳴り、不眠症、ブラキシズム等のように、ストレスの関与を疑わせる症状を伴うことも少なくありません。 |
顎関節症の通らブルを原因別に整理すると、大きく次の6グループに分けられます。 |
1) |
歯科補綴治療(※入れ歯や冠)のトラブル |
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歯を削ってブリッジ等を入れたら、顎がずれて噛めなくなって顎関節症になるケース |
2) |
歯科矯正治療のトラブル |
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歯並びを治すように勧められて歯科矯正をしたら、顎関節症になったというケース |
3) |
咬合(※噛み合わせ)調整のトラブル |
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顎関節症と診断され、歯を削って噛み合わせの調整をしたら、さらに悪化したケース |
4) |
スプリント(※プラスティックでできた馬蹄形の装置)のトラブル |
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顎関節症と診断されてスプリントを入れて治療しているのに、一向に良くならないといったケース |
5) |
家庭療法のトラブル |
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「歯軋りをやめましょう」とか、「正しい顎の運動をしましょう」とか言われたのだけど、「無理だし、治らない」と思われるケース。 |
6) |
手技療法のトラブル |
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カイロプラクティックの治療を受けて顎関節を矯正したら、上下の歯が噛み合わなくなったケース |
実際に調べてみると、顎関節症に悩む多くの患者に、程度の差こそあれ、咀嚼筋等顔面部の筋肉に違和感や痛みがあり、何らかの下顎の運動障害が認められました。そして、ほとんどすべての患者様に、頚椎や胸椎等の亜脱臼(※歪み)が認められました。
次に、理学療法、顎関節のマニュピュレーション、カイロプラクティック、各種物理療法、を併用して治療する場合、下記のような治療方法があります。 |
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1) |
脊椎起立筋、僧帽筋などを押圧してリラックスさせます。 |
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2) |
頚椎を除く脊椎矯正を矯正します。 |
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3) |
頚椎の牽引してから矯正します。 |
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1) 顔面や首・肩などのの筋肉を赤外線や
ホットパックなどで温めます。
2) 咀嚼筋や側頭筋などの顔面部の筋肉
に低周波治療を行います。
※ 顎関節の矯正やストレッチ、スプリント
などの調整を行う前に行います。 |
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1) 顎関節の動きを調べます。 |
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2) 顎関節の矯正やストレッチを行います。 |
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※ 必用に応じて、家庭でできるストレッチの指導を行います。 |
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◆スプリントや咬合(噛み合わせ)の調整 |
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1) スプリントを寝るときに装着します。 |
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2) 症状が安定してから、必用に応じて咬合
の調整を行います。 |
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